スタッフ

講師 大手 学 MANABU OTE

群馬県の赤城山の麓で生まれ育ちました。小学生の頃までは養蚕業に携わる農家もまだ残っており、祖父の家では最盛期には居間の畳を上げて棚で蚕を飼育していました。その幼少期の景色と匂いの記憶に導かれるように大学では養蚕学研究室配属となりました。自由な研究風土の下で、今まで誰も見たことがなかった生物の挙動を目にする楽しさを知り、研究者としての生活を歩み始めました。その後、節足動物の体内に住む微生物が巧みに宿主を操作する現象に興味を持ち、研究に取り組んできました。技術の進歩は目まぐるしいですが、これからも好奇心を原動力に研究を進めていきたいです。

◆略歴

  • 平成16年  東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程 修了
  • 平成16年  早稲田大学 理工学総合研究所 助手
  • 平成18年  日本学術振興会特別研究員(東北大学)
  • 平成23年  東北大学大学院薬学研究科 助教
  • 平成28年  東京慈恵会医科大学熱帯医学講座 助教
  • 平成31年  東京慈恵会医科大学熱帯医学講座 講師